過労死の予兆と症状は?危険な残業時間ラインとは?

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「過労死」という言葉が登場してから30年近くになります。

言葉ができた当時は、政府も医学会も「働きすぎでは死なない」と今となっては信じられないことを言っていました…。

その影響でなかなか過労死は減らず、保障もされない時期が続きました。

海外でも過労死は「KAROSHI」と日本語のまま輸出され、「死ぬまで働くなんて信じられない!」と驚きを与えたようです。
過労死について政府が正式に認めたのは、2001年。

そこからようやく「ノー残業デー」など残業を抑えるための施策を始めましたが、現在でもまともに機能しているのはごく一部にとどまっています。

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過労死の予兆とは?

さて、上述したように日本人の過労気質は未だ健在で、過労死予備軍はかなりの数にのぼると思われます。

では、過労死になりそうな予兆とは一体どんなものがあるのでしょうか?

これまで過労と認められた死因には

  1. 心疾患(心不全、不整脈など)
  2. 脳卒中
  3. 精神疾患(うつが原因の自殺、睡眠不足による事故など)

の3つが挙げられます。

それぞれの症状ごとの予兆をご紹介します。

1、心疾患の予兆症状

  • 心臓が急にバクバクする
  • 心臓が圧迫され息苦しく感じる
  • 左腕がだるくなる
  • 胃がムカムカし、せり上がってくる感じがする

2、脳卒中

  • 片側の手足がしびれる
  • めまいがする
  • 呂律がまわらない
  • 力が抜けて物を落としてしまう
  • 細かい作業ができなくなる
  • 目がぼやけたり、2重に見えたりする

3、精神疾患

  • 疲れやすくなる
  • 眠れない、早く目覚めてしまう
  • やる気が起きない
  • 仕事でミスが多くなる
  • 何をしても楽しいと感じない

もしこれらの症状に心当たりがあれば、仕事を休んででも病院を受診することをおすすめします。

はっきり言って仕事については、あなたの代わりはいくらでもいますし、何とか回っていくものです。

しかし、あなたの周りの家族・友人にとっては、あなたの代わりになるような人はいないのです。

何が一番大切なのかよーく考えましょう。

危険な過労死ラインとは?

過労死の基準はきっちりと定められている訳ではなく、それぞれの事例に応じて裁判で過労死かどうかが争われるのですが、おおよその目安として

時間外労働が月80時間以上(100時間以上)

が過労死認定を受けやすい基準と言われています。

この80時間以上働く労働者はどれくらいいるのでしょうか?

その結果が今日の記事にありました。

初の「過労死白書」=長時間労働の現状など報告―政府

これによると、正社員全体の22.7%という数字が!

4~5人に1人の割合で過労死水準の労働をしていることになります。

更に情報通信業に至っては44.4%と2人に1人に近い割合です。

どう考えても働き過ぎですね…。

安倍内閣は時間外労働をもっと厳しく取り締まる動きを見せているので、それに期待したいところです。

ただ、金銭的な問題で残業代を当てにしている人がいるのも事実なので、給料を増やすのも同時に行わないと別の地獄が待ってますけど…。