モーレツ社員の意味は?昔は好かれ今は迷惑がられる?

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働き方改革実現推進室が開設されました。

首相「モーレツ社員否定の日本に」 働き方改革に意欲

働き方改革実現推進室は、高齢者・女性の働きやすい環境を整え、非正規社員の待遇を改善する目的で開設された新部署です。

特に目玉となるのは非正規社員と正社員の垣根を無くす「同一労働同一賃金」の実現や、長時間労働の是正です。

これらが実現するのなら、一般的の労働者にとってはとても良い政策となることでしょう。

安倍総理は開所式にて、「『モーレツ社員』の考え方が否定される日本にしていきたい」という訓示を述べました。

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モーレツ社員とは?

高度経済成長期に流行った言葉で、会社への忠誠心から、自分や家族を顧みずにモーレツにがむしゃらに働くサラリーマンのことです。

企業戦士とも言われていました。

今の言葉で言うなら要するに「社畜(しゃちく)」ですね。

ただ「社畜」が会社の奴隷というような悪い意味で使われるのに対し、モーレツ社員や企業戦士はむしろ良い意味で使われていました。

なぜなら、当時は高度経済成長期。

真面目に長く働けば、それに見合った給料がもらえました。

ある程度無理をしてでも働くことが、自分や家族を裕福に幸せにすることだと信じられていたのです。

ですがその後は皆さんご存じの通り、バブル崩壊・不景気によるリストラ・給料削減などが起こります。

これによって、自分の頑張りが会社に正当に評価されなくなくなってきました。

また、高度経済成長期に育った子どもはモーレツ社員の、家族を顧みない姿に反発を覚える人が多かったのでしょう。

このような背景によって、徐々にモーレツ社員は社畜とその名を変えていくことになったのです。

モーレツ社員は迷惑?

昔は歓迎され、多数派だったモーレツ社員ですが、時代の流れと共に「迷惑」と見られるケースも増えているようです。

モーレツ社員が迷惑だと感じる原因は3つあります。

モーレツ社員の働きぶりがプレッシャーに感じる

モーレツ社員は時間外労働(サービス残業)も平気でやります。

モーレツ社員が職場にいるとサービス残業が普通のことになってしまう恐れがあるんですね。

今の大多数の人にとって、サービス残業はしたくないもの。

ですから、サービス残業を正当化してしまう恐れのあるモーレツ社員は迷惑に感じてしまうのです。

言ってることがピンとこない

会社のため、成績を伸ばすため、とモーレツ社員は頑張ります。

ですが、「会社のためになぜそこまで必死になる必要があるの?」と感じる人も少なくありません。

会社に自分の価値を置いている人と、それ以外(遊びや家族)に自分の価値を置いている人では価値感の違いによって全く話がかみ合わなず、「暑苦しい」「ウザイ」と迷惑がられることになるのです。

上司にいると迷惑そのもの!

上記2つよりも更に迷惑となるのが、モーレツ社員が上司の場合です。

モーレツ社員は自分ができることは、部下ができて当たり前と考え、自分と同じ仕事量を要求してきがち。

そうなると当然部下もサービス残業漬けで自分や家庭を顧みない生活を強要されることになってしまいます。

最悪の場合は、精神的に病んだり、家族崩壊の危険もあるためこのような上司はやっぱり迷惑なのです。

今回、安倍総理がモーレツ社員の否定をしましたが、現状の企業はまだまだモーレツ社員頼みで仕事を回している現状があります。

少しでもこういった状況を改善して、多くの人が余裕を持てる社会になるといいですね。