国後島に旅行するには?北方領土問題を解決するのはなぜ難しいの?

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Yahooニュースにこんな記事が上がっていました。

国後島進む「ロシア化」 インフラに加え教育環境充実

国後島は北海道よりも北にある島で、いわゆる“北方四島”の1つです。

北方四島は日本の領土ですが、戦後ロシアに実効支配されており、北方領土問題として日本ロシア間でたびたび話し合いが行われています。

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国後島に旅行できる?

一応、できない事はありません。

その方法とは、ロシアのビザを取得しパスポートを持って、ロシア国内から船・飛行機で入島すると言うものです。

駐日ロシア大使館では北方領土のビザを原則発行していませんので、一旦ロシア国内に赴きそこでビザを発行してもらう必要があります。

ただし、北方四島の領有権を主張する日本政府はこの方法を認めておらず、国民に自粛を呼び掛けています。

この方法を認めてしまうと、ロシア領だと認めることになるからですね。

他には日本からのビザなし訪問という方法もありますが、こちらは身分証明書などが必要となり、北方領土関係者に限られています。

旅行という目的ではまず許可してもらえないでしょう。

ということで、国後島に一般の日本人が自由に訪問する方法は日本の方針に背くしかないことになります。

知床から見えるくらい島自体は近いのですが、何の許可も得ずに船で近付けば、ロシアに拘束される可能性もあるので不用意に近づかない方が良いでしょう。

なぜいつまで経っても日本に返還されないの?

太平洋戦争終結後、ソ連が北方領土に駐留することで始まった北方領土問題。

例えば、アメリカが支配していた沖縄はかなり昔の段階で返還されていますよね?

それなのに、なぜ北方領土は返還されないのでしょうか?

大きな理由としては2つあります。

1つは国後島・択捉島の2島は既にロシアの住民が住みつき長い間生活しているということ。

ロシア政府が返還に応じようものなら、こういった住民からの反発は免れません。

そのため、ロシア政府自体も簡単に返還に応じることができないのです。

では人が住んでいない二島だけでも先に返還してもらえば?と思うかもしれません。

以前からロシアもそれには積極的に応じる姿勢を見せていたりします。

しかし、あくまで北方四島の返還にこだわる日本はその条件はなかなか呑まず、結局一島も返還されないままズルズル来てしまっています。

もう1つは北方領土問題がロシアの対日本の有効な外交カードであり続けているからです。

北方領土を返還するよと匂わせれば日本の譲歩が得られる、長年に渡ってこんな外交戦略に日本は振り回され続けています。

こんな有効なカードをロシア側からみすみす手放すはずがないのです。

国後、択捉の二島はロシア住民が住み、既に70年の歴史を刻んでしまいました。

最初の記事の通り、インフラ・教育環境も整い、この二島の返還は絶望的と言わざるを得ない状況です。

残りの二島も同じ状況になってしまう前に、まずは二島だけでも返還してもらうのが現実的な解決法だと思うのですが、政府としては譲れないのでしょうかね…?