インパクト投資とは?個人でも参加できるようになる?

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NHKのサキドリ↑にて「インパクト投資」というキーワードが出てきました。

インパクトのある投資?

どっかの大企業が無名な会社にドカッと投資するようなこと?

いえいえ、全然違います。

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インパクト投資とは?

一言で言うならば、社会貢献活動に投資して、社会貢献に寄与する一方で、お金も儲かる仕組みのことです。

世界には貧困・差別・環境問題といった様々な社会問題があります。

従来はそれらの問題解決に向けて活動するNPOや行政に対し、国が補助金を出すといった形が主流となっていました。

しかし、よくニュースで言われている通り、多くの国はお金がカツカツで思うように、NPOや行政に充分な補助金を与えることができません。

また、貧しい国では、他国からの資金援助(ODAなど)に頼らざるを得ませんが、そういった援助は期間限定であり根本的な解決にはなかなか至ることができませんでした。

そういった社会問題の解決に向けて民間の資金を使えないか?と生みだされたのがインパクト投資です。

ちょっと仕組みが分かりづらいので、一例として、障害者作業所に投資をする場合を仮定してみます。

資金不足が原因で、地域の障害者が満足な職業訓練を受けられず、工賃が少ない作業所があったとします。

ここにインパクト投資による多額の資金が集まり、障害者の仕事の質・工賃ともに上昇すると、それまで障害者が受けていた生活保護などの社会保障費がかからなくなりますよね?

この浮いた分の社会保障費の一部を投資家に分配することで、投資家も儲かります。

つまり、

●国は社会保障費の削減・補助金の削減ができる

●NPOや行政は資金不足を解消できる

●当事者は自立した生活・より良い暮らしができるようになる

●投資家は社会貢献とお金儲けができる

と4者がWIN WIN WIN WINな関係になる訳ですね。

国やODAによる援助は与えっぱなしで継続して支援することが難しいのですが、インパクト投資であれば投資家も儲けられるため、継続した支援が可能となるのも良い点として挙げられています。

インパクト投資は個人でもできるの?

現在、日本でも注目されているインパクト投資ですが、まだ一部の地域・事業で実験的に行われている段階で、始めるにはもう少し時間がかかるようです。

この取り組みが成功するカギは「個人が簡単に参入できるかどうか」という点にかかっていると思います。

実験が上手くいくようなら現在の株・FXなどと同様に個人が簡単に投資できるように法整備されるのは間違いないでしょう。

ただ、このインパクト投資にも問題点があります。

  • 一部の儲かりやすい分野にだけ資金が集まり、儲からない分野との資金の2極化が起こる
  • リスクの高い分野に過剰な資金が流れ込む可能性があり、リーマンショックの二の舞になる可能性がある
  • 社会的弱者がお金儲けの道具として利用される可能性がある

このような課題はあるものの、インパクト投資は社会をより良いものにしていける可能性を秘めた投資手法と言えます。

今後、日本でも大々的に広まっていく可能性があるので、覚えておいてくださいね。