ガイ・ウィンチ博士が「世界一受けたい授業」に!心の傷を自分で手当てする方法とは?

心理学者のガイ・ウィンチ博士が2月25日の「世界一受けたい授業」に出演。

講義テーマは「自分で心を手当てする方法」です。

「自分で心をケアする」ってあまり意識したことが無い人が多いのではないでしょうか?

そこで、今回はガイ・ウィンチ博士が提唱する方法について調べてみました。

スポンサーリンク
スポンサードリンク

ガイ・ウィンチの経歴

出典:https://www.ted.com/talks/guy_winch_the_case_for_emotional_hygiene?language=ja

ニューヨーク大学で臨床心理学の博士号を取得した心理学者です。

ニューヨーク大学メディカルセンターに勤務後、1992年にマンハッタンで開業し、20年以上にわたって臨床現場での心理療法に携わっています。

一方で講演家としても活動され、2015年に出演したTEDの動画は430万回以上再生されるほどの反響を呼びました。

日本でも2016年12月にNHKの「スーパープレゼンテーション」に出演し、話題となっています。

また日本では「NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法」という本が出版されており、Amazonのレビュー数は少ないものの高評価となってますね。

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

心の傷とは?

まず、心の傷とはどんなものかについて分からない人も多いと思います。

心の傷とは、よくテレビなどで取り上げられる「事故・災害でのショック」みたいな大袈裟なものではなく、日常生活で何度も起こり得るちょっとしたショックな出来事のことです。

ガイ・ウィンチ博士は、心の傷が発生する場合があるシチュエーションをいくつか述べています。

  • 自分を受け入れてもらえなかったとき
  • 誰ともつながっていないと感じるとき
  • 大切なものを失ったとき
  • 自分が許せなくなったとき
  • 悩みが頭から離れないとき
  • 何もうまくいかないとき
  • 自分が嫌いになったとき

これらの7つのうち、1つも体験したことが無い人はほとんどいないのではないでしょうか?

これらの体験をした時、人は心にちょっとした擦り傷のようなものを作ることがあります。

擦り傷のまま自然に治っていけば良いのですが、擦り傷と同様に化膿して膿んだり、合併症を引き起こし、心に深刻ナダメージを与えることもあるとガイ・ウィンチ博士は言います。

ですから、手足に擦り傷ができた時に絆創膏を貼ったりするように、心にも適切な応急処置が必要なんですね。

失敗・挫折した時の応急処置とは?

上で挙げた7つの傷はそれぞれ応急処置のやり方が異なります。

ここでは「何もかもうまくいかないとき」の応急処置の方法をご紹介したいと思います。

失敗や挫折を経験すると、再チャレンジを恐れるようになります。

失敗・挫折する経験って誰もが不快な気分になりますよね。

ガイ・ウィンチ博士によると、失敗・挫折した時に諦めてしまう人は、失敗経験を頭の中で何度も思い出しているそうです。

これを反芻(はんすう)と言います。

この反芻によって、不快な気分を何度も思い出し、人はどんどんネガティブな感情に流されていってしまいます。

その結果、「もう自分には無理だ」「諦めよう」となるんですね。

ですからまずは、その反芻癖を改める必要があります。

これに効果的なのが、反芻癖が始まったら「何かに集中してその考えを追いだすこと」。

例えば、仕事や勉強、ゲームなど何でもいいそうです。

とにかく、自分が集中できることをする。

これを1日2分でもやると、効果がでてくるそう。

もし、あなたがネガティブイメージにどっぷり浸かっている状態ならまずはここから始めてみましょう。

ネガティブイメージが取り払われたら、次は失敗したことを成功させるためのステップです。

なかなか物事が上手くいかない人は、何故か失敗した時のやり方を繰り返し、また同じ失敗をしてしまうそうです。

なので、闇雲に再挑戦するのではなく、失敗から学び、計画を立てて再挑戦する方が良いようですね。

その計画方法は以下の通りです。

1、失敗した内容を受け止める

まずは何に失敗したのか改めて書きだしてみましょう。

例えば、仕事のプレゼンが上手くいかなかった、テストで良い点数を取れなかった、痩せられなかったなどです。

2、失敗の原因を洗い出す

1で失敗したことを挙げたら、今度は自分が思いつく限りに失敗した原因を書き出してみます。

上で挙げた「テストで良い点数を取れなかった」を例にしてみると

  • 勉強が足りなかった
  • テストに緊張して力が発揮できなかった
  • 会場が寒くて思うように頭が働かなかった

などが挙げられるかと思います。

3、原因が自分の内にあるものか、外的な要因かを考える

次は2で挙げた原因を分類してみます。

分類の仕方はは自分で対処できることか、できないことか。

2の例で続けて考えてみます。

「勉強が足りなかった」「テストに緊張した」は自分自身の内にある課題ですよね?

一方、「会場が寒かった」は自分の力ではどうしようもないことです。

自分の力でどうしようもないことは後回しにして、まずは自分自身の内にある課題をどうにかすることを考えてみましょう。

1日の勉強時間を増やすとか、緊張しないように本番前に模擬テストで場馴れする、とかですね。

外的な要因は変えられないかを考える

次に、最後に残った「会場が寒かった」というような外的な要因をどうにか変えられないか考えてみます。

確かに気候は変えることができませんが、厚着すれば寒さを軽減することができるかもしれませんね。

これで全ての失敗する要因を取り除く方法が分かりました。

今回の例では外的な要因にも対処方法がありましたが、どうしようもない場合は考えないようにすればOKです(自分自身が動かせる要因だけに集中しましょう)。

新しい目標を考えて実行する

最後にこれまでの内容を踏まえて、成功するための計画を立てます。

力を入れるべきはやはり、勉強時間を増やす、模擬試験を受けるということですよね。

「テストで良い点数を取る」というのが大きな目標ですが、更に具体的な小目標を作っていくといいでしょう。

例えば一日1時間勉強を一週間続ける、などですね。

いきなり難しい課題は挫折してしまうので、小目標は簡単なものから徐々に難しくしていくと良いでしょう。

いかがだったでしょうか?

心の傷は誰もが抱える可能性のあることですが、傷をキチンとケアすればこれまで諦めていたことが上手くいき、より充実した人生を送れるかもしれません。

最後にガイ・ウィンチ博士のTED出演動画をご紹介します。