セルフネグレクトの原因とは?若者でもなり得るって本当?

最近、ちょくちょく聞くようになった言葉「セルフネグレクト」っていう言葉をご存じですか?

高齢化に伴って、最近どんどん社会問題となってきているようですね。

今回はそんなセルフネグレクトの意味や原因などをまとめてみました。

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セルフネグレクトの意味

ネグレクトとは「無視する・怠る」という意味で、もともとは育児放棄の意味などで良く使われていた言葉です。

それに「セルフ=自己」という言葉がついて、自己放任(自分自身の世話をしないこと)という意味になっています。

「自分自身の世話をしない」って言ってもピンと来ない方がいると思いますが、人間は生きていくために様々なメンテナンスを必要とします。

メンテナンスというのは要するに家事全般や身だしなみ、他者との交流のことですね。

例えば食事

食べないと人は飢えてしまいますので、人は定期的に食事を摂らなければなりません。

また、お風呂や歯磨きなんかもそうですね。

定期的に身体を洗わないと身体が汚く臭くなって不快な気分になったり、病気の原因になったりします。

直接的な自分のメンテナンスとは違いますが、居住環境を整えることもそうです。

部屋が汚いままだと不衛生で病気の原因にもなります。

そして、他者との関わりです。

社会生活を送る上で他者との関わりは避けては通れません。

これができないと、家の中で引きこもったり、必要なサービスを受けられない事態になります。

これらのメンテナンスは正常であれば、ほとんど習慣付いていて無意識にやっている人も多いと思います。

料理が掃除が苦手、という人はいると思いますが、自分の命の危険が迫るほど食べなかったり不衛生にしたりすることはないでしょう。

しかし、セルフネグレクトになってしまった場合、生きる気力を失い、食べるのもめんどくさい、掃除するのもめんどくさい、トイレで排泄するのもめんどくさいという状態になってしまうのです。

テレビなどでちょくちょく話題となるゴミ屋敷も、セルフネグレクトが原因ではないかといわれています。

セルフネグレクトの原因は?

ではセルフネグレクトになる原因はどういったものがあるのでしょうか?

1つは、病気との関連性です。

特に最近問題となっているのが、認知症の方のセルフネグレクトですね。

認知症の方は正常な判断力が失われており、時に他者に対して被害的な妄想を持つことがあります(誰かに財布を取られた、など)。

こういったことから他人を避けて家の中に閉じこもってしまうと、自分一人では家事ができないためセルフネグレクトになってしまうのです。

こういった方は誰からも発見されることなく衰弱していき、最終的に孤立死となってしまうことも多いようです。

2つ目の原因は人間関係のトラブルやショックです。

例えば夫や妻との死別、人間性を否定されるような酷いいじめに遭うなどですね。

このようなショックな出来事により、人生を放棄してしまうことでセルフネグレクトに陥る人もいるようです。

3つ目の原因は病気のショックや入院です。

重い病気にかかったことによるショックで動けなくなってしまったり、長期間の入院によって生活能力を失ってしまった人が退院後にセルフネグレクトとなってしまうようです。

2つ目、3つ目の原因の裏には、うつ病など精神的な病気も潜んでいると考えられます。

うつ病には「何もやる気がおきなくなる」という症状があり、これが酷くなると、生命維持に必要な行動まで放棄してしまうのです。

うつ病は自分自身で病気の自覚がないため、自ら病院に行くことはほとんどありません。

家族もおらず孤立している状態では、なかなか外から発見されず1人で孤独死していく可能性もあります。

セルフネグレクトは若者でもなる可能性がある!

セルフネグレクトは高齢化だけが問題ではありません。

2つ目・3つ目の原因を見ても分かる通り、若者でもなる可能性は充分あるのです。

例えばネットや娯楽の普及により、若者の引きこもりは多くなっていると思いますが、長期間引きこもっていると、気分が落ち込みやすくなったりすることもあります。

また、仕事をしている人でも近年問題となっている過労やパワハラにより、緊張の糸が切れた時に人生を諦めてしまう可能性も。

どんな人でも他人事ではない問題なのですね。

普段から家族や仲の良い友人、恋人など人間関係が充実していればセルフネグレクトになりにくいですし、もしもセルフネグレクトになった時にもきっとすぐに異変に気付き、助けてくれるはずです。

時に面倒に感じることもある人間関係ですが、面倒くさがらずにしっかり向き合っていくのは生きてく上では重要なんですね。