日米共同声明の内容と国内向け発言まとめ!トランプ大統領の真意は?

出典:http://www.asahi.com/articles/ASK2B6JQ1K2BUTFK01G.html

トランプ大統領が就任後、初となる日米首脳会談が開かれました。

会談は終始和やかムードで進行したようですね。

ですが、一方でトランプ大統領はこれまで何度も日本や日本の企業を名指しで批判しています。

そこで今回は日米共同声明の内容と共に、トランプ大統領の日本批判をまとめてみました。

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日米共同声明の内容

経済分野での協力

・アジア太平洋地域に自由でルールに基づいた公正なマーケットを日米両国のリーダーシップのもとで作り上げていく。

貿易を自由で公平なものにし、日米両国が恩恵を受けられるようにする。

麻生太郎副総理兼財務相とペンス副大統領のもとで二国間の経済関係をよく深くするため、様々な分野について横断的に協議する。

経済分野においては、そこまで踏み込んだ内容のものはなく「今後も二国間で良い商売ができるようにしましょう」ということで合意した形ですね。

これまで話題に上がったりもしていた為替や貿易の不公平についての話は出ませんでした。

日本にとっては一安心というところかもしれませんね。

安全保障分野

尖閣諸島が米国による対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象であることを確認。

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の全面返還について、名護市辺野古への移設が「唯一の解決策」であり、両国が移設へ向け取り組むことを確認。

北朝鮮が核・ミサイル開発を放棄し、さらなる挑発を行わないように両国で非難。

経済と並んで、懸念事項であった安全保障分野。

しかし蓋を開けてみれば、結局これまでの大統領の姿勢と変わることはないような声明となりました。

とりあえず、日本が認めてもらいたいことを米国が受け入れた形と言えると思います。

更にトランプ大統領は、日本の米軍駐留受け入れに「感謝している」という発言までしていました。

その他

年内にトランプ大統領を日本に招待することで合意。

まだ2017年は10カ月近く残っているのでいつになるのかは分かりませんが、トランプ大統領が訪日することが決まりました。

まぁすぐに来ても意味がないので秋~冬くらいになるでしょうか?

トランプ大統領への豪華なおもてなしがまたニュースを騒がせることになりそうです。

トランプ大統領のこれまでの日本批判

ここまで述べたように、日本の言い分の多くが認められた形の日米首脳会談となりましたが、トランプ大統領は就任以前も以後も変わらず、日本についていくつかの批判をしています。

為替の円安誘導についての批判

これは昔行っていた為替介入の話だけではなく、日銀・黒田総裁が進めてきた金融緩和政策のことです。

他の通過に比べ、それまで超円高だった円が、金融緩和によって円安に振れたことについて円安誘導だ!と批判しているのですね。

この批判は別にトランプ大統領が最初ではなく、以前から各国に釘を刺されていることでもありました。

日本は以前から「金融緩和は円安誘導が目的ではなく、国内の貨幣流通量を増やし景気を刺激するため」という説明をしています。

日本の自動車産業への批判

「日本の車が米国に輸入されすぎて、米国の車が売れない」という批判は以前から頻繁に繰り返しており、TOYOTAが名指しでメキシコ工場建設を批判されたりもしました。

確かに米国は貿易赤字国であり、その相手国は1位:中国、2位:日本となっています。

日本からの自動車輸入額は392億ドル(約4兆4030億円)で、逆に米国から日本への輸出額は5億1800万ドル(約582億円)となっています。

確かに自動車の輸出入金額だけ見れば不平等に思えますが、これは単純に「日本の車の方が売れるから」に他なりません。

日本の方が安くて質の良い車を作っているんですね。

また、米国でも日本企業は自動車工場を建設しており、多くの雇用を生み出しています。

日本への米軍派遣への批判

「米国は日本を守る義務があるのに、日本は米国を守る義務がないのは不公平だ」という批判です。

これは日本国憲法の草案を作ったのがGHQであること、安保条約を迫ったのも米国であることを考えると「お前が言うな」という感じもするんですが、まぁ国として考えれば、安全保障をよその国に任せているのは確かにおかしな形ではあります。

こうした批判は米国の中では結構根強いみたいですね。

トランプ大統領は選挙中、日本に更なる思いやり予算増額などを迫るようなことを言っていましたが、大統領になってからは今のところそのような動きは見せていません。

米軍が日本にいる意味は米国にとっても大きいので、その勉強をして考えが変わった可能性もあります。

今回の日米首脳会談では、こういったトランプ大統領の日本批判は飛び出しませんでした。

ですが、今後どんなタイミングでこれらの話を持ち出してくるかは分かりません。

まだまだ日米関係は気が抜けない状態が続きそうですね。