在宅勤務の課題とメリットは?カルビーが毎日在宅勤務OKへ

ポテトチップスなどのお菓子で有名なカルビーが4月から毎日在宅勤務OKとなるそうです。

多様な働き方を認めることで優秀な人材を確保するのが狙いですね。

ただ、実際には完全に在宅勤務とまではいかないようで、「顔を見て話しあう必要もあり、週1回程度は出社することになるだろう」とのこと

カルビーは2010年頃から積極的に働き方改革を行ってきた会社で、これまでも週2日までなら在宅勤務OKとされていました(工場勤務は除く、3年目の社員から、事前に報告がいるなど条件あり)。

特に子育て世代の夫婦や遠隔地に住む人、台風などの災害時にはとても助かる制度のようですね。

普通に考えれば、週2日の在宅勤務を認めたことでメリットがあったため毎日OKにしていくのだと思いますが、これは他の企業にも広がりを見せるのでしょうか?

今回は、在宅勤務の課題やメリットなどをまとめてみました。

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在宅勤務の課題とは?

企業側、労働者側2つの視点で課題を挙げてみます。

企業側の問題(リスク)

情報漏えいリスク

在宅仕事を認める場合、会社と労働者はPC・スマホ・タブレットを使ってやりとりをすることになります。

そうなると怖いのが情報漏えいのリスクですね。

恐らくこれが一番のガンになるんじゃないでしょうか?

個人PC内に会社情報を保存してしまうと一気に情報漏えいのリスクが高まるため、自宅勤務などを行っている会社では、サーバーに保存されているデータを直接閲覧・編集できる「シンクライアント」というアプリケーションを活用しているようですね。

これによって、PC内部にデータは残らず、例え個人PCがウイルスに感染していたとしても情報流出してしまうことはないようです。

ただ、このアプリケーションを利用していたとしても、直接他者にPCを覗かれたりすれば当然情報漏えいになりますので、社員の情報教育は徹底していく必要があるでしょう。

カルビーの場合、自宅勤務は認めていますが、ノマドのように他者の目がある場所での仕事は認めていません。

社員のパフォーマンスが落ちる

家だと色んな誘惑があってついついサボってしまうんじゃ…という危惧はありませんか?

これは実はパフォーマンスが上がる人、下がる人真っ二つに割れます。

仕事があんまり好きじゃない人や誘惑に弱い人、責任感が低い人などは在宅仕事ではパフォーマンスが落ちる可能性があります。

コミュニケーション不足になる

社員同士のコミュニケーションが不足し、情報の伝達が上手くいかない可能性もあります。

在宅勤務が可能な会社では、ネットを使った会議などを行ってコミュニケーションを図っていると思いますが、それでも直接会うのに比べればどうしても情報量は少なくなります。

この部分も結構大きなネックであり、完全在宅勤務が難しい理由の1つでしょう。

(ただ、部分的な在宅勤務であればそこまで問題にならないと思います)

労働者側の問題

仕事とプライベートが切り離しにくい

自宅で仕事をする場合、意識的に仕事とプライベートを切り離さないと常に仕事しているような休んでいるような中途半端な状態に陥りがちです。

結果として、いつも仕事のことを考えているような感覚に陥るかもしれません。

仕事する時の部屋を分けるなど工夫が必要となるでしょう。

サービス残業が増える可能性

会社で労働時間が定められているとはいえ、在宅勤務であれば仕事しようと思えば簡単に時間外労働もすることができます。

もし期限に間に合いそうにない仕事などがあれば、こっそりサービス残業をする人は多いでしょう。

それを見越して、悪い会社であれば労働時間に収まらないような仕事を任せてくる可能性もないとは言えません。

光熱水費がかかる

オフィスで仕事をしていた時間を家で過ごすことになり、外で働くより光熱水費が割高になります。

ケチくさい話ではありますが、オフィスで働いている場合これは会社が負担していたお金。

塵も積もれば結構な大きな額となるわけで…。

在宅勤務のメリット

一方、在宅勤務によるメリットもかなりあります。

企業側のメリット

経費の節約になる

企業側のメリットとして最も大きいのが経費の節約ですね。

これまで社員に支払っていた交通費やオフィスの光熱水費の節約をすることができます。

更に在宅勤務がメインとなれば、大きいオフィスから小さいオフィスへ移転も可能となるかもしれません。

それらの総額を考えるとかなり大きいと思います。

優秀な社員が集まる

他の会社がやっていない状態であれば、労働者側から見て働き方改革をしている会社はやっぱり魅力的。

多くの人の注目を集めることになるので、その分優秀な人を雇える可能性も高まります。

その結果として、企業の業績も上がるかも!?

労働者側のメリット

通勤の手間が省ける

これは労働者全員に恩恵のあるメリットですね。

出勤しようと思うと、通勤時間はもちろん、家を出るまでの準備の時間などかなり時間を拘束されることになります。

こういった時間がなくなることで、多少残業をしたとしても自分の時間を多く持つことができます。

家から離れられない状況でも仕事できる

小さい子どもがいて家を離れられない・親の介護があるなどの事情があっても、在宅仕事なら安心して仕事ができます。

また、家族と一緒の時間を多く持つことができるため、家のことは妻に任せっぱなしということも減るでしょう。

集中して仕事に取り組める

「社員のパフォーマンス」が落ちるというのと真逆のことですが、こういう人がいるのもまた事実。

会社ではどうしても人の目があり、落ち着かないという人もいますし、なんだかんだ他のことに気を取られてしまう場合もよくあります。

静かな空間で一人で仕事に集中したい時ってありますよね。

そういう仕事に在宅勤務はもってこいです。

在宅勤務は今後日本で普及するか?

このようにメリット・デメリット共にある在宅勤務ですが、今後日本では普及していくのでしょうか?

日本でこのような自由な働き方の導入のきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災後といいます。

それに先駆けて在宅勤務が始まっている米国では、既に42%の企業が導入済み。

ただし、完全在宅勤務というより、週2,3回在宅勤務、残りは出社みたいな形が多いようです。

今後日本でも在宅勤務を導入する企業はやはり増えてくるだろうと思います。

ネットでは在宅勤務に賛否両論ありますが、普段は出勤していても、いざという時に在宅勤務があるという選択の幅が広がるのは労働者にとって良いことなのではないでしょうか?