陛下がお気持ちを発表!摂政ではなく退位を選ぶ理由とは?

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以前の記事の通り、本日午後3時、天皇陛下が直接国民に向けてお話されるビデオメッセージが公開されました。

この記事では陛下が語られた内容を簡潔にまとめたいと思います。

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陛下がお話になった内容まとめ

●2度の外科手術を経験しや80歳という高齢になったことで、重い務めを果たすことに対して自分自身の身の処し方を考えるようになった。

●今後これまでのように象徴としての務めを全身全霊で行えなくなるのではないかと案じている。

●天皇として各地に赴き国民との触れあいを大事にしてきたが、それが縮小してしまうことがあってはならない。

●天皇が未成年であったり病気などで務めが果たせない場合には摂政を置くこともできるが、天皇が務めを果たせず生涯その身分に居続けることになってしまう。

●天皇が病気等で務めが果たせなくなった場合、社会が停滞する恐れがある。

●天皇が崩御した場合、皇室のしきたりとして「もがり」や葬儀等の行事が長く続き、新たな天皇即位の行事と併せて行事に関わる人々には重い負担となる。

●象徴天皇の務めが途切れることなく安定的に続いていくことを願っている。

生前退位することの障壁

なお、今回のビデオメッセージはあくまで陛下が個人としての思いをお話ししたものであり、これによって皇室典範を改正をしなければならないというものではありません。

陛下は、今のご自身の状態を国民に伝えることで、象徴天皇としての務めを安定的に継続させていくにはどうしたら良いかという問題を国民に投げかけておられるのですね。

ネットでの意見では多くの方がこのメッセージを見て、「充分に務めは果たされた」と感じ、退位について賛成的な意見が多く見られました。

しかし、生前退位=譲位に関しては、そう簡単ではありません。

それは象徴とは言え、天皇は日本にとって大きな影響力を持つ存在だからです。

もし、譲位が可能となれば天皇と元天皇(上皇)が存在することになります。

歴史的に見ると、上皇の影響力も天皇並みに大きく、天皇と上皇をそれぞれ担ぎだして日本が二分してしまうような争いも起きています。

当然、陛下がそのようなことを望まれているはずはありませんが、将来のことも考えれば、ある程度慎重に譲位の条件などを定める必要があると思います。